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存在しないことが一番良い・・・ってみんな思うんですね

みなさまこんにちは、ネムリコです。

今回はとびきり暗いことを考えてみます。

筆者は何か嫌なことがある度に、「始めから存在していなかったら、それが一番良かったんだけどね」と心の中で呟いています。

なんだか格好付けられていますけど、つまりは誰もが一度は考えたことがある、すっかり手垢の付いたセリフ「生まれてこなければよかった」をいっているだけですね。

チャトラコさん
うーん、暗い上につまらんやつだね!
ネムリコ
もういい年なのに相変わらずですよ~

「生まれてこないことが一番良かったのかもしれない。でももう生まれてしまったからには仕方がないし、死ぬのも怖いから、グダグダ言っていないで生きていく」と考えを切り替えるのが正しい大人ですよ。

ネムリコ
自分も結論としてはそう切り替えて生きてます~
チャトラコさん
まぁそうするしかないだろうしね

でもこの「存在しないことが一番良い」という考え、一理あると思いませんか。

もしこの世に存在していなかったら、お金の心配もないし病気の心配もないし、死ぬのは怖いなぁと心配することもありません。

ネムリコ
それになんか嫌なことがあった時そう考えると、気が楽になるんだよね~
チャトラコさん
へー、暗さ極まって逆に元気出てくるのかね

たぶん「始めから存在しないことが一番良いことは間違いない、でももう存在してしまっているから、」という具合に、うまく切り替えにつながるんでしょうね。

今回はこの考えてもどうしようもないのに思わず考えてしまう暗くて魅力的な問いを、もう少し突き詰めて考えて、逆に希望を見いだしてみようと思います。

なぜ生まれてこない方が良いと思うのか

辛いことがある可能性がゼロだからですね。

筆者は社会人になって20年近くたちますけど、いまだに仕事が平気にならないんですよね。

この世に存在していなかったら、苦労して仕事をする必要がありません。

お金の心配もないし、病気の心配もないし、死ぬ時は苦しいんだろうかと心配することもない。

ネムリコ
ほら、始めから存在しないって素晴らしい~
チャトラコさん
えー、それってなんか虚しくない?

虚しくないですよ。

始めから存在しないんだから、虚しいとか充実しているとか、感じることもありません

幸せも感じられないんですけど、不幸もありません。

良いとか悪いとか、そういう判断も存在しない世界です。

チャトラコさん
えー、やっぱり虚しいよ!今まで幸せなことってなかったのー?
ネムリコ
いやいやあったけど~

そういう問題じゃないんですよね。

こんな暗いこと書き連ねていますけど、筆者はわりと幸せだと思ったこと多い人間だと思いますよ。

ネムリコ
生きていればうれしいこととか幸せと思えることって、やっぱりあるよ~
チャトラコさん
まぁ、もちろん辛いこともね

でももし始めから存在していなかったら、うれしいこととか幸せと思えることが一切なくても平気だと思いませんか。

だって何も感じないわけだから。

その上もちろん辛いことも起こりません。

ネムリコ
始めから存在しない方がお得な気がするんだよね~
チャトラコさん
損得の問題!?

今筆者は大好きな猫を2匹も飼っていて(野良だったのを保護しました)、とても幸せだと感じています。

もし筆者が生まれてきていなければ、猫たちと出会うことも幸せを感じることもなかったわけですけど、始めから存在しないのだから、それについて何か思うことはないはずです。

チャトラコさん
寂しい気がするけどねー
ネムリコ
寂しいとか感じることもできないんだって。もちろん、すでに存在してしまっている今の自分の感覚からすると、もし自分がいなかったら猫たちどうなってたんだろう?って心配になるんだけどね~

猫たちとの出会いに感謝してるし絶対に不幸にしたくないと思っているんですけど、そもそも猫たちだって、生まれてきていなければ飢える心配も凍える心配もなく、不幸になる心配もなかったわけですよね。

こう考えていくと、猫たちも生まれてこない方が安全だったんじゃないかと思えてしまいますね。

チャトラコさん
安全かー
ネムリコ
生き物が生まれてくる経緯に、安全とか危険とか、損とか得とか考えるもんじゃないとは思うんだけどね~

筆者が一番暗くなった頃

筆者が今までで一番暗くなった頃は、「自殺する人たちは正しい決断をしているような気がする」とか言っていましたね。

チャトラコさん
正しい!?
ネムリコ
存在しない状態が一番マシな状態だと考えると、その考えの枠内では正しい決断かな~と

今からでも無理やり存在しない状態にするということですから。

チャトラコさん
え、こわーい
ネムリコ
そうなんだよ~

簡単に実行できるものではないですよね。

例えば確実に死ねる方法があって、その方法をある程度簡単に使える場合。

それで毎日がとても辛くて、その辛さが死への恐怖より勝ったら・・・・・・

チャトラコさん
えー、それでも怖いよ
ネムリコ
そうだよね~。確実に楽だと言われても、やっぱり怖いよね~

本能的なものなんでしょうね。

実行した人たちは本能的な恐怖を越えていたと考えると、その辛さは計り知れないです。

チャトラコさん
ネムリコも考えたことだけはあるんだね
ネムリコ
うん。でも、途中である考えにたどり着いてね~

なんで自分自身で始末してやらないといけないんだ?と。

生まれてきたことは自分の意志ではないというのに(たぶん。「自分で親を選んで生まれてくる」という物語もきいたことはあるが、脳みそができる前から意志決定できるとは思えないので、ここでは細胞ができる前は無、ということで。)、死ぬ時は自分自身で確実な方法を調べ、周囲への影響を考え、場合によってはけっこうな金をかけて準備し、本当に楽なのかと最後の最後まで恐怖にうち震えながら実行しなくてはいけない?

そもそも死にたいと思うほど辛いことが起こったのは、自分の意志に関係なく生まれてきたせいなのに?

ネムリコ
なんか、そこまでしてやる義理はないと思っちゃってね~

世間に対して。

世界に対してね。

チャトラコさん
どんな逆ギレだよ

親に直接言ってみた

こんな今さらどうしようもない考えですが、親に直接言ってみた人は少ないんじゃないですかね。

そうでもないかな。

親の「生まなきゃよかった!」に対して「生んでくれなんて頼んだ覚えはない!」みたいな売り言葉+買い言葉、昔からよくききますしね。

チャトラコさん
なんか昔のテレビドラマとかで出てきそう
ネムリコ
不良息子とその母親って設定かな~

筆者はわりと親との関係が良いので、感情的ではなく静かな口調で、「自殺する人たちは正しい決断をしているような気がする」の後に言いましたね。

「はぁもうどうして生んでしまったの。嫌がらせ?」と。

チャトラコさん
えー、それはさすがにケンカになったでしょ
ネムリコ
それがネムリコの親は、そうそう感情的になる人じゃなくてね~

「なんてこと言うの!」とか「親に向かってそんなこと言うもんじゃない!」とか、思考停止する人ではないんですね。

親:「うーん、そうねぇ、特に何も考えてなかったよ。今よりずっと、結婚して子どもを生むのが当然っていう時代だったからねー」

そうですよね。

生まれた後に子どもがどう思うかなんて、大多数の人たちはしっかり考えるわけないですよ。

チャトラコさん
基本的にどの国でも子どもが生まれることはめでたいことだろうしね
ネムリコ
うん。それに人間含めて生物が子どもを作ることを疑問視するって、なかなか難しいと思うんだよね~

そもそも生物を含めた物質自体が「できる限り長く存続したい、自身でできなければコピーを作ってでも」という方向性を持っているように思えます。

そこであえて立ち止まって「子どもが生まれたくなかったと思う可能性があるからやめとくか」と考えるには、だいぶ頑張って自然の方向性に逆らう必要がありそうです。

チャトラコさん
生まれてきて良かったと思う可能性もあるわけだしね
ネムリコ
うん。さすがにそこまで考えるべきっていうのは生物として無理しすぎていると思う~

親に直接恨みごとを言ってみる。

子どもじみているし、大半の親子関係にとって良い方法だとも思えません。

チャトラコさん
ネムリコの親も冷静に対応しながらも内心傷付いたんじゃない?
ネムリコ
そうかも~。当時は親が生きているうちに言わなきゃ意味がないと焦りまして~

結果、筆者にとってだけは大変良い効果をもたらしました。

ネムリコ
そっか~何も考えてなかったか~、それじゃ仕方ないね~って気分切り替わったわ~
チャトラコさん
そうよ嫌がらせよって言われなくてよかったね

仮に「嫌がらせだ」という答えが返ってきたとしても、嫌がらせでスッキリする以上に育てる苦労がありますから、それを本音とは受け取らなかったと思います。

さらに「将来面倒をみてもらうため」という答えだったとしても、「自分が生きて苦労するのは利己的な親のせいだな」と責任転嫁できるので、やはり「仕方ないな」と気分は切り替わると思います。

チャトラコさん
こう考えていくと親に直接言ってみる効果もバカにできないね
ネムリコ
返されていちばん落ち込みそうな答えは「生まれてこられただけで幸せでしょう!!」みたいな、幸せに思うことを強制されるような答えかな~

こんなこと考えた人いくらでもいた

今まで何か嫌なことがある度にこのような暗いことを考えてきましたが、わりと最近、この考えには「アンチナタリズム(反出生主義)」という名前があり、哲学の分野で何人か研究者もいるということを知りました。

しかも2000年以降にも本が出されています。

(デイヴィッド・ベネター 著,小島和男・田村宜義 訳,2017.10月,すずさわ書店)

原書は2006年出版です。

ベネター氏は「存在してしまうことは常に深刻な害悪である」と考え、自殺ではなく「人々の誕生を防ぐ」ことが良いという考えを持っています。

チャトラコさん
えー、日本では少子高齢化がすごく問題になっているのにー
ネムリコ
社会保障とか経済とかそういう話じゃなくて、人間にとって幸せなのはどういう状態かっていう、哲学の話ね~

(森岡正博 著,2020.10月,筑摩書房)

森岡氏は「生まれてこなければよかった」と思うことはあるものの、「生まれてきてよかった」と思えるためにはどうすればよいかを考えています。

この著書によると、「生まれてこないことが一番良い」という考え自体は紀元前の古代ギリシア時代からあったようです。

チャトラコさん
えー、そんな昔から考えられていたなんて、ネムリコいよいよ凡庸の極みじゃん
ネムリコ
こうなると人間ってそういう考えを持つのが自然な生き物なのかもって気がしてくるね~

筆者は「生まれてきていなければそれが一番良かった。でももう生まれてしまっているし死ぬのも怖いから、できるだけ幸せに生きていきたい」という考えです。

子どもを生むことに関しては、前項でも触れたとおり物質自体ができる限り長く存続しようとする方向性を持っているように思うので、別に「やめとけ」って伝える必要はないのではと思います。

ネムリコ
何をいいたいかっていうと、子どもを生むことは自然のなりゆきだろうけど、生まれてこない方が良かったって考えるのもわりと自然のなりゆきだし、悪いことじゃないでしょってこと~
チャトラコさん
どっち付かずな結論出したなー

生まれてきたのはあなたのせいではない

自分の人生の責任は自分にある。

そのとおりなんですけど、それってどうにか努力して幸せだと思える状態にしないといけないって意味なんですかね。

チャトラコさん
自分が幸せになれるかどうかは自分次第ってよくきくよね
ネムリコ
うん。でもなにがなんでも幸せを感じないといけないってことでもないような~

幸せになる責任をあまり真剣に考えると、辛くなってしまう人もいるのではないでしょうか。

ここまで長々とみてきましたが、生まれることを絶対的に良いこととは思えない人間は、たくさんいます。

辛くなるくらいなら、少くとも生まれてきたのは自分の責任ではない(少くとも筆者はそう仮定します)のですから、「生まれてしまったから仕方なく生きてやっている」くらいの心持ちの方が、精神衛生上良くはないですかね。

ネムリコ
生まれてきたことが自然のなりゆきなら、生きていく責任もある程度自然のなりゆきに任せていいんじゃないかな~と
チャトラコさん
あ、でも自暴自棄になって自分や他人を傷付けちゃうのは違うかな。あくまでも本来は幸せに生きていきたいはずだよね

自分を少しでも救ってやりたいと思う心は忘れたくないですよね。

筆者は今後も「始めから存在しないことが一番良かった」とぼやきながら、「でも生きてきてうれしいこともあったなぁ」くらいの心持ちで、生きていきたいと思っていますよ。

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